採用面接の際に面接官が考えている事

最終面接




新卒採用や中途採用に応募する人の中には、何を面接官が考えているのか気になっている人も多くいるのではないでしょうか。今回の記事では面接官がどんな心境で面接を行なっているのか、考察してみましょう。

面接官の思考は応募人数によって異なる

皆さん間違って捉えがちなのですが、面接官は一律で思っている事が一緒だと思っていませんか?

実際に面接をする際に自分だったらどう思うのか、この点にフォーカスして考えて見ると、はっきり言って100人を面接して1名を採用するのと、5名を面接して1名を採用するのとでは、あなたに対する真剣度が違うのはご理解頂けますでしょうか?

これは、実際に面接官の気の緩みからくるものなのですが、100人も応募者が入ればその中の1人になるのは相当難しいです。1%にならなければならないのですから、確率としては凄い確率ですよね。

このように、実際面接をする側の人間たちもある程度、あなたと向き合っている確率に依存して仕事をしているのです。だからこそ、裏を考えて行くと攻略法は見えてくるかもしれませんね。

100人の中から1人を採用する場合

この場合は、応募者が多いのですから平均的な発言をしてもあまり意味がありません。もちろん最低限のマナーというか、就職活動のルールは求められますが、1%になろうというのですから、それなりに面接官の印象に残る行動に出なければなりません。その1%に残るためには何が必要なのか。答えは他の99人よりも、あなたを採用したら収益になりそうだ。欲しい部署に配置が出来るなど、会社の求めている人物像にマッチしている必要があります。その上で、あなたが成果を創造出来るというイメージを相手に持たせる事ができたら勝ちですね。

あとは、あなたがその答えをどのようにして面接官にアピールするのかは考える必要があります。どこからか持ってきたコピー的な考えは、自分の思考を表現できません。だからこそ、あなたオリジナルの発言で勝負する必要があります。考えて、考えて、自分がこれであれば勝負出来るという面接をすべきです。

5人に1人を採用する場合

こうなると急にあなたに対する真剣度が先ほどとは変わって飛躍的に向上しますね。すでに20%もの確率を手に入れているわけですから、企業としてもあなたという候補以外には4人しか候補がいないわけです。だからこそ、じっくりとあなたに対して向き合ってくれます。だから、あなたが少し会話に行き詰まったとしても、きちんと向き合って話をしてくれる確率は高まるわけです。

では、この中でどのようにして抜きでるのが重要か。この方法論については確率が1%の時と変わりません。あなたがどれだけ成果を演出出来るのか。そういう点を見ているとおもってください。

面接官の採用したいと思う基準は?

これは企業によってまちまちです。しかしながらどの企業でも言える事は、自社にとって有益な人物かどうかです。だからこそ、「求めている人材」、「どのような部署が人を求めているか」、「求めている事業の内容」、これらは理解をしておく必要があります。どんな場所で自分が働いて、何の仕事をどの部署で担当するのか。そういう事を先に考えられる人が、対象となる企業の仕事についてしっかりとコミュニケーションが取れるものだと思います。面接官も仕事をしているわけですから、大切な仕事の時間に、しっかりと自分の会社の未来を作れない人は入れたくないですよね。そういう、ビジネス的な観点がある事を忘れないで下さい。