転職を考える社会人は非常に多くいると思います。実際に、初めて社会人になった会社に退職まで勤め上げる確率は約37%程度と言われています。つまり裏を返せば63%もの人が転職を経験していると言う形になります。
昔の時代は終身雇用が当たり前でしたが、今の日本経済においては転職も当たり前になってきましたね。そんな転職についてですが、注意しなければならない事項が何点かあります。本日はその注意点についてお伝えしたいと思います。
転職を金額だけで考えてはいけない
転職をする際に、今までよりも高いお給料を貰いたいと考えるのは当たり前の事だと思いますし、誰もが多くの給与を貰いたいと願っていると思います。しかしながら、提示されている金額だけを鵜呑みにして転職を決定してはなりません。それはどういった理由かと言うと以下の内容が当てはまります。
お金を目的にすると、好きな事を出来ない恐れがある
多くの人がお金を欲しがっているのは事実ですが、働く最終的な意味合いは「何をして自分の人生を充実させるか」にあります。だからこそ、お金を目的にしてしまうと、転職した際に目的を果たした事になり、その企業での努力を怠りがちになってしまいます。それに好きこそ物の上手なれとはよく言ったもので、好きな事を仕事にすると、その仕事を探求するので、成長しやすいとも言われています。だからこそお金だけに囚われず、自分が本当は何をして人生を謳歌したいのかを考えてみてください。
短期的なリターンだけを考えない
給与もそうなんですが、とりあえず働ければいいやと考えるのはやめましょう。確かに会社を退職し、無職の期間が長かったら収入も無くなりますし、企業の採用担当者になんて説明すれば良いんだと考えてしまうかもしれません。しかし、その点は大丈夫です。きちんとその無職でいる期間に何をやっていたのか担当者に説明を出来れば問題ありません。だからこそ、すぐに答えを出そうとせず、自分の将来なのですからじっくりと考えてみてください。もちろん怠けて欲しいわけではありません。
また、無職の期間の収入を考える人もいるかもしれません。ただ、すぐに転職先を見つけ、1年後にまた転職してたら本末転倒ですよね。だからこそ、次の転職では自分が未来的にどうなっていくのか、今の自分が考えられるだけ考えて、行動に移してみてください。早く意思決定をするのは大切ですが、きちんとした計画性も問われます。
給与が全てではない
給与を全てにしてしまうと、例えばですが、住宅手当などの福利厚生がしっかりしている会社を見落とす事になります。住宅手当は10万円以上を出す企業もあるくらいですから、そう考えると年間100万円以上の手当を見落とす事になります。転職したいなと思える会社を選び終わりましたら、きちんと自分で会社の事を深く調べて見るのも良いかもしれませんね。
このように、転職を短期的に考えてはいけない理由が編集部が考えただけでも3点あります。もちろん他にももっとあるのですが、転職をすぐしなければならないと言う意見はこれで払拭出来たのではないでしょうか。自分の未来なのでしっかりと考えて行動してみてください。