三和鑑定事務所の調査|企業概要

三和鑑定事務所について

鑑定事務所と言う名前を聞くと多くの人は「何かしらの鑑定を行う企業」であることをイメージすると思います。

実際に三和鑑定事務所の事業内容としては、損害保険会社から委嘱を受け、工場・商業施設・家屋など様々な物件で発生する火災、爆発、落雷、漏水といった事故や自然災害である地震や台風などの災害が発生した際に、実際に被ってしまった被害がどれくらいなのかという事を鑑定しています。

そして、実際に被害を被った物がどれくらいが適正な損害額であるのか、この点を仕事として鑑定しています。その企業の始まりは古く、1942年に創業をしており、1975年に法人化し、今尚鑑定事業において第一線で活躍している企業となります。

実際に三和鑑定事務所は「保険対象物の鑑定」を主な業務としており、創業から76年間という長い期間に置いて、継続して「鑑定」に特化した事業を行って来た企業です。では、世にあまり知られていないこの鑑定という仕事について調べていくことにしましょう。

三和鑑定事務所の仕事が求められる理由

私たちは日常生活を送る中で、多くの潜在的なリスクと向き合いながら暮らしています。特に日本は地震大国であり、自分の生活における資産を守らなくてはなりません。というのも、自然災害によって自分の資産である住戸が倒壊したらと考えるとどうでしょうか。そのような時にしっかりと資産を守っているような体制を取っておかなければ、その資産を守っていくことはできません。

実際にそのような資産を守る行為は保険に該当します。しかしながら、その保険が適用されるのか、されないのかは私たち個人が一番気になるところです。そのような場合に置いて、保険会社でもなく、私たち個人の立場でもない、中立的な企業が求められるようになります。ただ、中立的な人がいれば良いという訳ではありません。きちんとした資産の価値の鑑定ができる企業が求められます。その際に活躍するのが「三和鑑定事務所」だと認識をするのが一番イメージしやすいかもしれません。

損害保険で保険金をお支払いするためには、資産の評価・損害額の評価が必要です。このような評価額の鑑定を行っているのが三和鑑定事務所です。

三和鑑定事務所の「社訓」

転職成功

鑑定という仕事を遂行する上で、中立的な立場を取る必要が求められる鑑定事務所ですが、実際にはどのような社訓を掲げ業務に取り組んでいるのでしょうか。三和鑑定事務所の社訓について確認をして見ました。

  1. 常に範となる社会人であれ
  2. 鑑定プロフェッショナルとして人格を磨き、知識と技能の向上に精進せよ
  3. 不正には勇気を持って立ち向かえ
  4. 冷静沈着な応対を旨とせよ
  5. 社内外を問わず全ての「他人(ひと)」を尊重せよ

三和鑑定事務所の社訓を見て感じる事を編集部なりにまとめて見ました。

実際に「鑑定」は人の資産を左右する非常に重要な仕事であると言えます。例えば個人的に住宅を購入した場合には、その金額は非常に大きい物であり、一生に一度の買い物と言われる通り、その個人の資産としては一番大きなものになるのではないでしょうか。

その資産に不適切な鑑定が行われてしまわないように、「鑑定」という仕事に責任をもち、論理立てた仕事の遂行が求められるのだと思います。そのような前提条件を考慮するとどのような社訓になるのか。その点で社訓を見ていきましょう。

全体的に言えるのは、常に正しい人間であれという企業としての想いではないでしょうか。先ほども述べた通り、鑑定には大きな責任が求められます。だからこそ正しい判断、正しい行動が常に求められるのは言うまでもありません。だからこそ、三和鑑定事務所の人間となった際には、誰よりも正しい人間でいなさいと再三再度伝えているのが伝わってきます。

三和鑑定事務所の鑑定業務

鑑定と言ってもその種類は複数に分かれています。鑑定業務において何が三和鑑定事務所では業務として対応しているのか、その点について紹介します。三和鑑定事務所の業務は大きく分けると3つあり、それぞれについて特徴を説明します。

損害鑑定業務

火災、落雷、爆発、水濡れ、盗難など、日常で起きる様々な事故について、損害保険会社から委嘱を受け、事故が生じた状況、原因、損傷状況の調査を行い、保険対象物の価格および損害額を算定する業務です。その中でも、住宅・ビル・店舗設計・寺社設計など各分野の一級建築士、美術顧問など特殊な物件については技術顧問と連携して取り組んでいるので、鑑定に過不足が出ないようしっかりと業務を遂行しているようです。

評価鑑定業務

各種ビルやホテル・百貨店などの商業施設や、電機・自動車などの製造工場、化学・石油精製などのプラント施設から、神社・仏閣などの特殊物件にいたるまで、幅広く保険対象物の評価鑑定業務をおこないます。これら評価鑑定額に基づき、適正な保険金額が設定されます。

大規模自然災害業務

集中豪雨による浸水損害、強風や竜巻による建物や設備の損害、ひょうや大雪による家屋の損害、火山の噴火災害、大規模地震災害など、大規模自然災害が起きた場合、被災地に鑑定人を派遣し、調査をおこないます。

このように、鑑定と言う仕事においても複数の業務が存在していることがよくわかりました。聞きなれない言葉ではありますが、細分化していくとこのように様々な場所で鑑定が行われていることが分かります。

三和鑑定事務所の拠点数

実際に「鑑定」と言っても、その災害の発生場所は特定できる訳ではありません。もちろん災害などない方が良いのですが、実際どの地域において災害が起こってしまうのか、その点は誰にも分からない状態にあります。

そんな中で三和鑑定事務所は「東京」と「大阪」に拠点を設けています。もちろん拠点が東と西にあることによって、よりスピーディーに業務に取り掛かることができると言うのがあげられるのではないでしょうか。どの仕事においても業務遂行のスピードと正確さは求められています。そのような意味においては「東京」と「大阪」に拠点を持っていることで、より早い対応を実施出来る能力を備えています。

鑑定の専門性

実際に企業を調査する中で頭の中に一つの疑問が湧いてきました。それは「鑑定」と言う仕事は誰にでも出来ることなのか、それとも専門性が高く特定の企業のみが対応することが出来るのかです。

もちろん、専門性があった方が私たち一般消費者は安心して「鑑定」について仕事を任せることができます。だからこそ、三和鑑定事務所の専門性は調べなければなりません。

調べていく上で上がってきたのが、「損害保険登録鑑定人」と言う言葉です。損害保険登録鑑定人は、一般社団法人日本損害保険協会が実施する保険知識、建築、電気、機械、簿記会計などの鑑定業務を行う上で必要な専門知識や一般常識試験に合格し、同協会に登録された鑑定人を指しています。その鑑定における技能ランクは、1・2・3級に分かれており、そのランクの他に、建築士・建築積算士・土木施工管理技士・ボイラー技師など、一定の公的資格取得による専門鑑定人(A・B)制度があります。

これによって鑑定の最低品質を担保しているのではないでしょうか。もちろん鑑定の知識はこれだけには止まりません。三和鑑定事務所の何よりの強みは創業から76年が経過していると言う時間的な強さ、つまりノウハウと呼ばれる経験値です。三和鑑定事務所は「鑑定」に特化して企業を存続させてきました。実際に76年という期間を考えると、一人の人生の経験値と同様のノウハウが詰まっていると考えられます。それだけを継続してこれだけの期間業務として遂行してきたとなると、企業に蓄積された経験値はとても有効で重要なものになります。そのような経験値をもち、後輩の指導育成、業務遂行に当たっている事を考えると、かなりの専門性が求められる業界であることが推察できます。

三和鑑定事務所の会社概要

会社名 株式会社三和鑑定事務所
資本金 1000万円
創業 1942年(昭和17年)
設立 1975年(昭和50年)
社員数 64名
事業内容 損害保険分野における財物の損害鑑定。保険の対象となる財物の評価鑑定。
その他損害保険に関するアドバイス・サポート全般。
グループ会社 株式会社トラストクレームサービス
資格 一級鑑定人6名、二級鑑定人27名、三級鑑定人18名、建築積算士31名、
2級建築士3名、1級・2級土木施工管理技士各1名他
協会 一般社団法人日本損害保険協会
一般社団法人日本損害保険鑑定人協会

まとめ

三和鑑定事務所について様々な点を調査しましたが、浮き上がってきたのは「鑑定」と言う仕事にはどのようにして向き合わなくてはならないかと言う、鑑定の仕事における責任の重要性だと思います。他人の資産を鑑定し値段をつけてしまうと言う業務であるからこそ、大きな責任とやりがいが伴い、自信を律し公平な立場で物事を判断すると言う重責を負っています。これがよくわかるのが、企業公式ホームページに掲載されている下記の文章ではないでしょうか。

第一条 社会への貢献
我々鑑定人は,損害保険会社の迅速且つ公正な保険金支払いをサポートし,損害保険事業を通じて社会に貢献する事を目指します。

第二条 顧客への安心と満足の提供
我々鑑定人は,依頼主である損害保険会社の期待と要請に応え,鑑定プロフェッショナルとして安心と満足を提供する為に,常に人格を磨き,知識と技術の向上に精進し,説明力を鍛錬します。

第三条 個人情報の保護
我々鑑定人は,業務を通じて知り得た全ての個人情報を,本人の意志に反して,或いは本人の同意を得る事なく,漏洩或いは他人に知らせる事を一切行いません。

第四条 鑑定人倫理の遵守
我々鑑定人は,業務を通じて獲得した情報や鑑定のノウハウを決して悪用しません.特に,自分自身,知人,親族,係累の保険請求に係わる場合に於いては法令,社会規範,モラルを誠心誠意,遵守します。

第五条 コンプライアンスの徹底
我々は前条までの綱領を実践する為,コンプライアンスの徹底を経営の最重要課題の一つと位置付けます.コンプライアンスの徹底は,我々の経営の基盤であることを強く認識し,企業活動において求められるあらゆる法令等の遵守はもとより,誠実かつ公正で透明性の高い企業活動を遂行します。

このように「鑑定」が重要であるからこそ、鑑定人としてどのような状態にあるべきなのかをきちんと定めています。これを公式ホームページに掲載するのとしないのでは、企業としての意気込みはまるっきり違うものになるでしょう。だからこそ、上記の文章が掲載されている事を考え、鑑定における姿勢、会社としてのあり方を強く意識している企業であると思います。

私たちが日々の生活を送る中で、三和鑑定事務所のように「鑑定」を生業にしている企業の人とお付き合いをする事はなかなかありません。むしろ、お付き合いをしない方が災害などにも合わないという事になりますから、三和鑑定事務所さんのような業態との連絡はない方が良いのかもしれません。それはもちろん、災害や事故という観点からとなります。しかしながら、実際に災害や事故が発生してしまった場合に、三和鑑定事務所のような仕事がある事によって私たちはスムーズな保険の適用が行われているのです。見えない所の仕事ではあるかもしれませんが、その中でしっかりと自分たちが決めている業務を誠実に取り組んでくれるのは社会の仕組み構築を考える上でも大切な事ですね。