初めて転職する時の注意点

転職の注意点



前向きに退職するための心構え

日本人の気質として、退職することを中途半端だとか、諦めやすいとか、根性が無いとか考えてしまうことがあります。

実は退職はネガティブなことではありません。退職することで、現在の環境を良くする。仕事だけでなく、生活面の向上が出来るのが退職であり、前向きでポジティブなことであると、まずは理解してください。

では、どのように考えれば前向きに退職できるのか、初めて転職する方向けにいくつかご説明させて頂きます。

退職は面倒ではない

初めて転職する方は、退職の仕方も転職の仕方も知りません。そして誰も教えてくれないことでもあります。転職の為に退職する時のポイントを説明します。

就業規則を確認

退職する何日前までに退職の意志を伝えなければならないという規定がある場合があります。特に日付を気にされない方であれば別ですが、転職先が決まっている場合や、何か予定がある方は必ずチェックしておきましょう。

しっかり理由を持つこと

引き留められたらどうしよう辞めるなって言われたらどうしよう初めて転職する方は、面と向かって言われたらという悩みで話せないことがあります。

自分の中にしっかりと理由があれば、堂々と退職願いを伝えることが出来ます。あいまいな気持ちですと、自分自身が揺らいでしまうので注意しましょう。

暗い嘘を付いたりしない

退職を告げる時に暗い嘘、ネガティブことを理由にして辞めようとする方がいらっしゃいます。
退職願を出した後も、一定期間は働くこともあります。もちろん、明るい、暗いに関わらず、退職理由に嘘を付くのは止めましょう。
働きにくくなりますし、何よりも嘘を付いてしまったことに対して、必ず後悔するからです。

申し訳ない気持ちは捨てる

自分がいなくなったら迷惑ではないか。今まで雇ってもらったことに対して裏切りではないか。などという申し訳ないという気持ちは捨ててしまいましょう。その理由をご説明します。

別の人生を歩む

お世話になったということが、申し訳ないという気持ちをうみだします。お世話になったことに対しては感謝するだけで十分です。

そして何よりも、別の人生を歩むようになるのですから、その都度、後悔したり、ネガティブな気持ちになるのは疲れます。

ネガティブな状態で次の仕事を始めたり、転職活動をするのはマイナスでしかありません。

今までのことに感謝し、自分は別の人生、別の道を歩くんだと前向きな気持ちを持ちましょう。

人間関係も新しくなる

一緒に働いていた人に引き留められたり、仕事だけでなく友人として付き合いがあることで人間関係が無くなってしまうように感じる場合もあります。

転職する時に今までの人間関係を全て残さなければいけないということはありません。

逆に言えば、退職したから付き合いが無くなるのであれば、それだけの人間関係だと思うべきです。

悪いことをしている訳ではない

退職することに対して、悪いと思うのは自分自身の中にしかありません。そもそも日本は職業選択の自由があります。

あいつは辞めるから悪い奴だ。という発想自体が間違ってますし、何よりもそう思うような人がいるのであれば、転職、退職することは正解であると言えます。

新しい環境を自分で作るために

転職する時の注意点は就職した時とは環境が違うということです。例えば就職する前の環境と、就職した後では環境が変わります。
新しい環境を自分で作るために知っておくべきことについてお話します。

今までを活かすこと

人が仕事をする上で大切なこととして、学ぶことがあります。学んだことを活かすことで、次の新しい環境をより良いものに出来ます。

ここで大切なのは、良いことは活かし、悪いことは続けないということ。良いものが自分でわからないこともありますが、良い機会なので自分を見つめなおして見つけるようにしましょう。

忘れることを怖がらない

今まで頑張って覚えた仕事、仲の良かった職場の人。忘れてしまうことと同時に、忘れられることもたくさんあります。

でも、新しい環境では、新しく覚えるべきことがたくさんあります。忘れてしまうことを怖がらず、逆に新しいことを覚えられるんだと考えるようにしましょう。

あくまでも前向きなこと

退職したらどうなっちゃうんだろう。次の職場ではうまくやれるだろうか。初めて転職する方は未来に対してネガティブに考えがちです。

新しく何かを始める時に必要なのは、好奇心であり、初心に戻れること、もう一度新人としてたくさんのことを学んだり、覚えたりできることです。

どれも前向きなことでしかありません。退職することにマイナスなイメージを持たないことはとても大切なことです。

まとめ

未だに一般的な企業、職場では長く続けていることだけが重要視される場合があります。しかし、働くのは自分自身であり、転職しよう、退職しようと考えるということは、現在の職場ではない場所を求めているということになります。

今ではない場所、それは全て新しい場所です。退職時から前向きに考えるようにすれば、転職して新しい場所でも、ポジティブでプラスの状態から始めることが可能です。

この記事を読んで、これから転職しよう、退職したいと考えている方が、少しでも前向きな気持ちになって頂ければ幸いです。